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季節の室礼 床の間飾り




五月(皐月・早苗月・多草月)

五月晴れ その壱



季節も少し汗ばむようになりました。すがすがしい五月晴れ≠フ題の床飾りに水に因んで鯉の瀧登り≠ナす。










中央に黒部杉(滝割りの肌板)の大きな垂撥(すいはつ)にレトロな真鯉の花入、鯉が瀑布≠登る感です。


浅葱色の毛氈は水を表し、煤竹製の垣根は水辺の土手に置かれている蛇籠(じゃかご)の断面をイメージしています。


銅製の仙徳色の船、菖蒲・あやめ・紫蘭・いろは紅葉に枝木を添え花盛船≠ニ見立てました。


















鯉の瀧登り≠ナす。よく見ると季に合わせた金太郎の鯉抱き≠表現しています。


















花盛船









香合:銀引き紅葉  紙敷:目に青葉













五月半ば、新緑の水辺の清々しい五月晴れです。










25.5.18 東京数寄屋倶楽部 村山元伸