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季節の室礼 床の間飾り




七月(文月・七夕月・涼月)




梅雨が明けると、一気に暑さが来ます。来客の方にまさに「涼一味」を感じさせる床飾りが必要です。

川開き・花火・屋形船の組み合わせです。御軸は鉄紺紙に金の花火の画賛(西垣大道老師筆)

夕刻時にこの御軸を見ると夜空に花火が打ち上がって行くさまが感じられるから不思議です。










香合は題「鳴門(なると)」盆の中はメキシコ青貝が渦状に螺鈿細工がしてあります。(鵜澤松月作)

紙敷は立浪(金銀)模様オリジナル品です。








屋形船



東京江戸川区葛西野崎真吾氏造り。この方は100年以上続く「入町丸」13代目当主で、れっきとした

漁師で60歳より昔の自分自身が操っていた和船を再現する為江戸時代に実際使っていた大きさから始まり、

細部に至るまで材料、釘1本まで忠実に再現した模型です。

注文から約3ヶ月半を要しましたが大作で本当に良く出来ています。

このような細工の船が一隻あると川遊び、潮干狩り、月見等にも使え、一器二季節の茶道の使い方が

十分できます。いろいろな茶会に使えます。






24.6.25 東京数寄屋倶楽部 村山元伸