ホーム 数寄屋材 季節の室礼 数寄者の小道具 展示場 作品 アクセス 江戸の風一人事 お問い合せ



数寄者の小道具






涼≠呼ぶ小道具 その壱





日本三大祭の1つ、京都八坂神社の祭礼で誰でも知っている祇園祭≠ナす。雑誌等幾度となく紹介され


さすが京都うらやましい限りです。また床飾りに使う道具類も時代背景の重みも手伝いすばらしい物ばかりです。


茶会も含めて特にこの祭りの神事に用いる道具には事欠きません。




 





私は東京人なので正直祇園祭≠フ飾り付けは難しいです。














土産物や頂き物を使っての涼≠感じる試みです。祇園祭りは屏風祭り≠ニも言われ、各商家秘蔵の


屏風を座敷に飾り付けこれを拝見して歩く好事家で賑わったそうです。西陣の方から頂いた


祇園祭絵巻≠フ小屏風、宵宮巡りの縁起物粽(ちまき)をあしらってみました。













座敷簾を下げ、夏戸越しに見る宵宮の雰囲気を出したつもりですが、屏風前には各町自慢曳山≠フ


ミニチュア作品でも飾れば祭り本番と言ったところですが、八頭(やつがしら)芋の葉を曳山に見立てました。



縁起物粽:長刀鉾(なぎなたほこ)  郭巨山(かっきょやま)




各鉾が出す縁起物粽%十八本一面のすだれ≠ノ掛ければ壮観ですね。


涼を呼ぶ八頭芋≠キだれです。









25.8.5 東京数寄屋倶楽部 村山元伸